2021-09-28
不動産の売却を検討している方のなかには、物件をリフォームすることで高く売ったり、早く売却できたりすると考えている方もいるかと思います。
しかし検討もせずに安易に修繕してしまうと、あとで後悔することも多いことから、今回はリフォームの気になる点について解説します。
家など建物は、ながく住んでいると壁紙が剥がれてきたり、ドアや壁に補修が必要だったりするものです。
壁に穴が空いた場合や、トイレが故障して本来の機能を持たない場合など、しなければならない緊急の補修は当然おこなう必要があります。
しかし自分が購入したときのことを思い出して、綺麗にすれば早く売り手がつくとか、高値で売れると考えるとどうもうまくいかないことが多いようです。
物件の値段は建築年数など基本的な要素で決まりますので、しっかり検討せずに必要もない補修をしてしまうのは、できるだけ避けましょう。
安易なリフォームは、デメリットも多いので避けたほうが良いのですが、すべての補修がいらないわけではありません。
リフォームには、補修しなければならない部分を確認することで、売却後に買い手から瑕疵担保責任を問われるリスクを下げるというメリットもあります。
補修をして物件を綺麗にすることで、売りやすくなるという点や売買の交渉になったときに、値引き交渉の余地を少なくできるという点もあげられます。
しかし補修をした費用をそのまま価格に乗せにくいことや、買い手がそもそもリノベーション前提の場合に売りにくいといったデメリットもありますので注意が必要です。
しっかり検討しておこなった場合に利点もあるリフォームですが、その場合にはどのくらいかかるかについてご説明します。
水回りは設備によってだいぶ変わりますが、お風呂場でだいたい50万円から150万円程度、洗面場で20万円程度が相場です。
台所で10万円から30万円程度が相場で、内装の床や壁の貼り替えは20万円から40万円といったところでしょう。
一番費用がかかると思われる外壁は、150万円から300万円程度かかってしまいます。
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