2022-06-14
今回は築浅の一戸建ての売却についていろいろ解説します。
築浅一戸建てを売却する際に売却理由を買主に知らせるべきか、築浅一戸建てを高く売るために大切なことは何か、そしてうまく売却するコツは何かについてご紹介します。
築浅の一戸建てを売却する際に、売却のきっかけとなった理由をあまり買主に知らせたくない、という方もいるでしょう。
しかし、売却理由を隠すことはおすすめできません。
なぜ築浅の物件を手放すことになったのか、買主として不明なままでは納得しての購入ができないため、結果として購入を止めることなりかねません。
また、売却理由が物件の瑕疵である場合、その瑕疵を隠したままで売却すると売主は契約不適合責任を負い、貸主からの損害賠償請求などにも応じる義務が発生しますので、売却理由は隠すべきではありません。
築浅の一戸建てをなるべく高い価格で売りたい、と考えるのであれば、できるだけ早く売却活動を始めることが大切です。
なぜなら、築年数がたてばたつほど建物の資産価値は下がるからです。
国土交通省の「中古住宅流通、リフォーム 市場の現状」の価格査定例によると、築5年の木造戸建ての建物部分の売却価格相場は、物件購入時価格の70%程度となっています。
つまり、5年経てば建物の価値は30%も下落するわけです。
築10年では50%を切り、築20年になると建物の価値はほとんどなくなり、実質的に土地部分の価値しか残らない状態になります。
また、近年は築浅物件の売却希望数自体が増加傾向にあるので、より新しく良い状態で売るためにも、いち早く売却のために動くことが求められるのです。
築浅の一戸建てをうまく売却するためには、なるべく早く売却のために動くことが大切ですが、それ以外にもいくつかのコツがあります。
最大のポイントは売り出し価格です。
いくら築浅の一戸建てでも高すぎる価格では売れませんので、適正価格で売り出しましょう。
ただし、その売り出し価格で住宅ローンの完済ができることも大切な要素です。
住宅ローン完済ができなければ抵当権が抹消できないため売却は非常に困難となりますよ。
ほかにも、築浅物件の売買実績が豊富な不動産会社を選ぶこと、住宅売買が活発な3月や9月の時期に売却活動をする、魅力的な住宅設備はそのまま残すなどがコツとして挙げられます。
ちなみに不動産の所有期間が5年以内、つまり築浅の状態で不動産売却をすると、その売却益(譲渡所得)にかかる譲渡所得税の税率が高くなってしまいます。
一方で「居住用財産の3,000万円の特別控除」や「マイホームの買い替え特例」などを利用できれば、譲渡所得税の大幅な節税が可能となります。
築浅の一戸建てを売却する場合には、売却活動を早めに始め、買主に対しては売却理由をきちんと説明することが大切です。
何らかの理由で築浅一戸建てを売却せざるを得ない、となった場合にはできるだけ早く売却のために動きましょう!
私たちアール不動産 本店は、木更津市の物件を中心に取り扱っており、相続の相談なども承っております。
幅広くお客様のニーズにお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
古い物件を手放そうと思っても、売却するまえに新しい物件に引越してしまっては毎月の負担が増えてしまいます。 そうした負担を軽減させるために最適な方法が家に住みながら不動産を売却するという...
2021-07-27
不動産の売却を検討している方のなかには、物件をリフォームすることで高く売ったり、早く売却できたりすると考えている方もいるかと思います。 しかし検討もせずに安易に修繕してしまうと、あとで...
2021-09-28
不動産売却時には、不動産登記の移転や登記に関する知識が必要です。 ただし、はじめて不動産売却をするときには、登記関連の専門用語が多くて困ってしまう方も多いでしょう。 そこで今回は、不動...
2021-11-30
自宅の任意売却をする際、気を付けておきたいのが住宅ローンの残高についてです。 任意売却では、オーバーローンだけでなくアンダーローンにも注意しなければなりません。 今回は、自宅の任意売却...
2022-02-01