2022-08-16
築20年くらいになったら、家の売却を検討したほうが良い、と言われることがあります。
では、築30年になると物件を売るのは難しくなるのでしょうか?
売るのが難しくなる場合はありますが、逆に魅力的になる物件もあります。
そこで、築年数が古くなるとどのような価値があるのか、売りやすい物件の条件などを見ていきましょう。
築30年の家の売却が難しくなる理由に、建物の価値がなくなるというものがあります。
一般的に築22年以上になると建物の価値がなくなると言われるのは、建物の構造の耐用年数が関係しています。
木造の建物の耐用年数は22年、ブロック造は38年、鉄骨鉄筋コンクリートは47年です。
住居用の一戸建ては木造が多いため、だいたい22年で価値がなくなるとされます。
また、築年数が古い建物は耐震基準が現在の基準では満たせないケースがあるのも、評価が下がってしまう理由です。
さらに、地震や土砂崩れなどが原因で、土地の境界が歪んでいる可能性があるのも評価が下がる理由になります。
築年数が20年を超えると売りにくいと言われますが、築30年でも売れる家は売れます。
では、どのような物件が売りやすいのか、一戸建てとマンションの条件を見ていきましょう。
一戸建ては、建物に雰囲気があり、多少修繕すれば住める状態というのが売れる物件です。
その雰囲気を活かして、お店を始めたい方もいるでしょう。
また、立地が良く形状が良い物件であることも条件になります。
立地が良い物件や、土地の形状が不整形ではなく四角い物件は、建物を取り壊して新しく建物を建てて利用できるのです。
マンションは、人気エリアの物件であるのが売れる条件になります。
立地が良い物件は、高値で売却できるかもしれません。
築30年の家は、立地や土地の形状次第では売却しやすくなります。
では、どうやって売却すると良いか見ていきましょう。
1つは、リフォーム・リノベーションしないで売却する方法です。
リフォームなどをしたほうが高値で売れそうですが、古い物件を購入して自分の好みの建物に自分でリノベーションしたいと考える方のほうが多いと言われます。
シロアリが発生しているなど、そのままの状態では住めない物件なら、古家付き土地として売る方法も良いでしょう。
多少の修繕では活用できない建物であれば、解体して土地だけで売り出すと買い手が付きやすいケースもあります。
建物をそのまま売却する場合は、ホームインスペクションをすることで買主に安心感を与えることができます。
築30年の家の価値や売れる条件、売る方法をご紹介しました。
築年数が古い物件でも多少修繕すれば住める家や立地条件の良い家は売却しやすいと言えます。
古家付き土地として売却したり更地にして売却したりする方法もあるので、その家に合った売却方法を検討してみましょう。
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